冬の大さん橋は、イルミネーションとプロジェクションマッピングが織りなす幻想的な光に包まれます。屋上デッキから眺めるみなとみらいの夜景は光に包まれ、写真に収めたくなる瞬間の連続。毎年、期間限定で催されるイルミネーションやイベントが、横浜の冬をより鮮やかに彩ります。そんな大さん橋と、屋上の「くじらのせなか」から眺めた横浜を写真でご紹介します。
夜景を見に 横浜港 大さん橋 国際客船ターミナルの屋上へ

大さん橋は国内外の大型クルーズ船が寄港するターミナルです。正式名は「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」。大型クルーズ船の入出航日には、この入り口から奥のターミナルまで、スーツケースを持った乗客で賑わいます。

大さん橋ターミナルの入り口ではなく、屋上に向かうスロープを登っていきます。スロープはターミナル入り口の左右にあります。また、大型クルーズ船が停泊している時は、船を間近に見ることもできます。
360度の風景を楽しめる「くじらのせなか」

大さん橋の屋上は、2006年に公募で「くじらのせなか」と名付けられました。屋上の曲線的なデザインなどから、海に浮かぶくじらを連想させる素敵な愛称です。この「くじらのせなか」から、みなとみらい21地区の美しい夜景を一望できます。ランドマークタワーや観覧車、赤レンガ倉庫など光り輝く建物の色彩が海に映り込みとても綺麗です。しかも、反対側のベイブリッジやマリンタワー、山下ふ頭と氷川丸も合わせて、360度横浜の風景が楽しめます。

氷川丸の甲板から眺めた大さん橋とみなとみらい21地区。ビル街を背景にすると、大さん橋がさらに大きく見えます。この日は大型クルーズ船が停泊していました。
野外劇場から眺めるハイライト・オブ・ヨコハマ

「くじらのせなか」をさらに奥に進むと、野外劇場へ。毎年12月に開催される「夜にあらわれる光の横浜(ヨルノヨ)」。「ハイライト・オブ・ヨコハマ」はその中のイベントのひとつで、横浜の42施設の参加による5分間の光のスペクタクルショーです。街中が音楽で溢れ、建物からのレーザーライトが街中を照らし、横浜の夜景はより美しく輝きます。
「ハイライト・オブ・ヨコハマ」は演出時間が5分間と短く回数も限られているので、毎年スケジュールを公式サイトで確認してから観に行きます。個人的には、この野外劇場周辺から眺めるのが一番綺麗だと思っています。
プロジェクトマッピング「くじら座」

「ヨルノヨ」のプロジェクトマッピング、「くじら座」の様子がこちら。野外劇場が色彩豊かな光で溢れます。

鮮やかな光が消え去ると、大きな白いくじらが現れます。くじらは大さん橋ホールの入り口から、ゆっくりと優雅に泳いできます。子供達がくじらの上を走りまわる可愛らしい姿も。大さん橋が、大空と海に囲まれた素敵なアート空間に変わる特別な瞬間です。

野外劇場の奥は大さん橋ホールの入り口。ここは様々なイベントが開催されるホールです。
イルミネーションで彩られる冬の大さん橋

12月の「ヨルノヨ」期間が終了しても、「横浜フォトジェニックイルミネーション」は毎年2月末まで続きます。2024年−2025年の「くじらのせなか」は幻想的なブルーで彩られています。

芝生に敷き詰められたブルーのライトが、夜の大さん橋をさらに神秘的な空間にしています。そして、広がる海と見上げた星空に、主張を抑えたブルーの光が溶け込んでいます。
夜の横浜フォトジェニックイルミネーション、過去の様子

この写真は2023年〜2024年の横浜フォトジェニックイルミネーションです。横浜ベイブリッジを光のフレームで飾ってみました。横浜ベイブリッジがピッタリ収まるようにフレームを配置してあるところが素敵です。

みなとみらい側にはギフトボックスが置かれていました。そこで、今度は観覧車をギフトボックスの中へ。

芝生の上はブルーのライトではなく、バラのライトで飾られていました。とても華やかです。

ピンク、ブルー、イエローの三色の淡いパステルカラーのバラが咲く夜の芝生も魅力的です。
太陽の下の大さん橋

日中の屋上はウッドデッキが広がる、広くてのびのびとした空間です。くじらが泳いでいた野外劇場には、「横浜三塔」と呼ばれて親しまれている、神奈川県庁(キングの塔)と横浜税関(クイーンの塔)、横浜市開港記念会館(ジャックの塔)が描かれています。

というのも、ここが「横浜三塔」を一望できるビューポイントになっているからです。ただし、大型クルーズ船が停泊している時は、残念ながらクイーンの塔が見えないことも。

冬の大さん橋はイルミネーションも、夜景も、360度の横浜の風景も楽しめる、特におすすめのスポットです。散歩で訪れるたびに写真が増えていく大さん橋。時々、このページの写真も更新していきます。
大さん橋から眺める横浜の花火はこちらからAddress:神奈川県横浜市中区海岸通1丁目1
1-1 Kaigandori, Nakaku, Yokohama, Kanagawa