天王洲の寺田倉庫で開催中のジブリの立体造型物展。造型による名場面の再現だけでなく、ジブリの海外展開の舞台裏を垣間見ることができます。海外でジブリ作品がどのように紹介されているのかを知ることができる貴重な展示です。
ジブリの立体造型物展で知る、海外展開の舞台裏

天王洲の寺田倉庫B&G Hallで開催中のジブリの立体造型物展に行ってきました。今回の展示では、スタジオジブリの海外展開、そして世界各国の配給パートナーとの長年にわたるつながりに焦点を当てています。文化の異なる国にジブリ作品を届けたいというパートナーたちの情熱と工夫が伝わってきます。

会場には、ヨーロッパや北米、アジアで実際に使用された映画ポスターがずらり。タイトルやビジュアルのローカライズには、それぞれの国の言語や文化背景が巧みに反映されています。私自身、翻訳や通訳の仕事に携わっていることもあり、とても興味深い内容でした。作品の世界観を損なうことなく、さまざまな国の観客に届けるための表現と交渉の緻密さに特に感動。なお、この展示エリアは残念ながら撮影禁止。そこには、海外パートナーの声やジブリの海外展開の軌跡をじっくりと読み耽る多くのファンの姿がありました。
ジブリ作品の名場面を楽しむ立体造型物と短編アニメの魅力

もうひとつの見どころは、短編アニメ『空想の空とぶ機械達』の特別上映。“空への憧れ”を描いたこの作品の世界に引き込まれます。しかも、ナレーションは宮崎駿監督自身。ジブリファンにはたまらない特典です。6分間の短編アニメなので、ぜひ最初から観てみてください。

また展示会場では、ジブリ作品の名場面が実物大セットやミニチュアでリアルに再現されています。まるで作品の中に入り込んだような没入感。さらにフォトスポットも充実。スタッフにスマホやカメラを渡すと撮影してくれます。家族連れはもちろん、フォトジェニックな体験を求める方にもおすすめです。

ジブリの立体造型物展へのアクセス情報

このジブリの立体造型物展は、ジブリがいかに世界中の人々に愛されているかを実感できる展示でした。

アクセスは天王洲アイル駅から徒歩圏内。私は車で訪れ、徒歩5分ほどのタイムズ天王洲公園に駐車しました。なお、ここの駐車料金は8:00〜22:00は15分110円、平日は最大2400円です。訪れる際には、周辺の駐車場情報を事前に確認しておくと安心です。