ボローニャにある小さなヴェネツィア

更新日2024-09-30   公開日2024-08-18

ボローニャに着いてからホテルに荷物を置き、最初にラ・ピッコラ・ヴェネツィアと呼ばれる観光スポットに行きました。ここはレノ運河の一区間。1930年から1950年代に行われた運河の覆い工事を免れて残った運河です。レノ川から水を引いて造られたレノ運河はボローニャ市内を流れ、水力エネルギーの供給や産業活動に利用されていたそうです。そしてレノ運河の一部は11世紀に築かれた第2城壁を守る堀でした。

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扉を開けて覗くボローニャのヴェネツィア

イタリア、ボローニャにある小さなヴェネツィア(La Piccola Venezia)。ここは今でもレノ運河の一部を見ることができる貴重な場所のひとつ。ピエッラ通り(Via Paella)を挟んで左右にレノ運河が流れています。

ピエッラ通りの橋の上から見えるのは西側の運河。東側の運河はオレンジ色の壁で隠れていますが、よく見ると壁の一部が小さな四角い扉になっています。観光客がいない時は気づかずに通り過ぎてしまいそうなこの扉。そのオレンジ色の四角い扉を開けるとレノ運河を覗くことができます。

扉を開け閉めしてビデオや写真を撮っていると、興味を持った通りがかりの観光客が立ち止まります。そして次から次へと順番に扉の中を覗きます。いつの間にか狭い通りにちょっとした人だかりができるほどに。橋の上から眺める運河と扉を開けて覗いてみる運河。このボローニャのヴェネツィアは小さいけれど、写真映えする観光スポットです。橋に「Go Home Tourist」と書かれているのは残念ですが…。　

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