・ミラノで訪れたい場所のひとつスカラ座は大聖堂ドゥオーモとショッピング・アーケード、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアから歩いて行ける最適な立地。劇場と大聖堂、ショッピング・アーケードという異なる建物を一日で観て回れる贅沢さ。オペラ鑑賞だけでなく、ミラノ・スカラ座の歴史や小道具などが展示された博物館やボックス席にも入れる見学もおススメです。
「世界三大劇場」のひとつ、ミラノ・スカラ座は初代オペラ座であったテアトロ・ドゥカーレ(Teatro Ducale)が1776年に焼失したため、当時ミラノを支配していたオーストリアの女帝マリア・テレジアによる支援の下、新古典主義の建築家ジュセッペ・ピエルマリーニ(Giuseppe Piermarini)の設計で1778年に再建されました。
建設資金はテアトロ・デュカーレのボックス席のオーナー達が、サンタ・マリア・アラ・スカラ教会がたっていた土地と新しい劇場のボックス席の所有権と引き換えに負担しました。
ミラノ・スカラ座には博物館(Museo Teatrale Alla Scala)があり、舞台衣装や小道具、オペラ歌手や作曲家の肖像画や資料などが展示されています。見学当日にリハーサルや公演、イベントがなければボックス席とホールも見ることができます。博物館内は無料Wi-Fiも完備。ミラノ・スカラ座博物館の公式サイトから日本語対応のアプリをダウンロードすればオーディオガイドとして使えます。
博物館の見学を終えるとスカラ座のボックス席に案内されます。その眺めはこちら。天井の大きなシャンデリアや赤とゴールドで彩られた劇場の優美な内装が目の前に広がります。
ボックス席から出るとスカラ座とゆかりのあるアルトゥーロ・トスカニーニ(Arturo Toscanini)やジャコモ・プッチーニ(Giacomo Puccini)などの胸像が飾られたホールにつながります。
時間などの都合でミラノ・スカラ座でコンサートやオペラ鑑賞ができなくても、博物館とスカラ座の優美な内装やボックス席を見ることができるので、ミラノでぜひ立ち寄りたい場所の一つです。スカラ座の劇場内をもっと詳しく知りたい方は、イタリア語や英語のガイドツァーもあるので事前に時間を確認してから参加してみてください。
スカラ座博物館(Teatro alla Scala)
住所:Ingresso Largo Ghiringhelli 1、Piazza Scala、20121 Milano
アクセス:メトロL1、L3、Duomo駅下車、徒歩約2分