更新日2025-10-10   公開日2020-08-03

バルセロナのバルでピンチョスを!気軽に飲み歩きできるバル巡りをするならエル・ポブレ・セク地区にあるブライ通りがおススメです。モンジュイックの丘の麓に位置する下町のブライ通りには、ピンチョス(Pinchos)バルが軒を連ねています。2010年頃からバルセロナのピンチョス通りと呼ばれ始め、「バスク地方のピンチョス文化を、カタルーニャの食材でアレンジしたピンチョス通り」などと紹介されることも。なにより一つの通りでバルをはしごできるので、ピンチョスの食べ比べや、地元のお酒の飲み比べにも便利です。

ピンチョスとは、串刺し状のおつまみサイズのグルメ。パンなどの上に色とりどりの野菜やチーズ、肉、ソーセージ、魚、エビなどがキレイにトッピングされていて、「目で味わう」という表現がピッタリ。地元のビールやワイン、サングリアを飲みながら、ビジュアル勝負のピンチョスを選ぶひとときも旅行の楽しみのひとつです。


選べる楽しさ!ピンチョスを食べにブライ通りへ

バルセロナ バル ピンチョス

メトロのポブレ・ セク駅(Poble Sec)のParlament方面出口(Sortida Parlament)から出て横断歩道を渡り、左手側にある通りがブライ通り(Carrer de Blai)。

歩行者専用通りで、お店の前にテラス席が広がるブライ通り。ここには、バルセロナの中でも特にお手頃価格のピンチョス バルが軒を連ねます。パラソルとテーブルが並ぶテラス席は、食事を楽しむ人々でいつも賑わっています。

La Esquinita de Blaiでカヴァのサングリアとピンチョス

バルセロナのブライ通りでピンチョスを楽しむなら、やはりLa Esquinita de Blaiは外せません。9月初旬の午後、気温は33度と真夏のよう。それでも湿気がなく、カラリとした暑さは意外に快適です。そんな夏日和にぴったりなのが、爽やかな発泡ワイン・カヴァのサングリア。グラスの中に広がる鮮やかな夏色が旅気分を盛り上げます。

喉を潤したら、まずはボンバをひと口。ピリ辛ソースの刺激と、ほっくりした中身の素朴さが絶妙に調和しています。続いてアスパラガスのジューシーなピンチョスと甘さを抑えたミニオレオのチョコパンナコッタも注文。

さらに、チーズや唐辛子とサラミのピンチョスで味のバリエーションを楽しみました。食べ終わったピンチョスの串が入れ物に溜まっていきます。

カウンターにはカラフルなピンチョスが並んでいます。この店ではカウンター前にお皿やカトラリーが置いてあり、トングで好きなピンチョスを取ることができます。

La Esquinita de Blaiはテラス席はもちろん、店内も広くテーブル席が充実しているため、混雑する時間帯を避ければゆったり過ごせます。地元の人は皆テラス席で食べていました。

早めに訪れたおかげで、いつも明るいこのお店のSさんとの会話も弾みました。日本人のお客さんから折り鶴をもらったこともあるそう。バスク地方出身の彼女の話を聞き、次に訪れるこの地方への期待がさらにふくらみました。再びこのお店に訪れた時も、変わらぬ笑顔で迎えてくれたSさん、いつもありがとう。

カラフルなピンチョスとプチ・デザートが並ぶ La Tasqueta de Blai

バルセロナ バル ピンチョス

ブライ通りを少し進み、17番地へ向かいます。そこにあるのが、地元でも人気のバル、ラ・タスケタ・デ・ブライ。このバルはピンチョスだけでなく、デザートの種類も豊富。甘いもの好きな人にもオススメです。

バルセロナ バル ピンチョス

この店でも、テーブルに置いてある串入れに、食べ終わったピンチョスの串を一本ずつ入れていきます。支払いも簡単。お店の人に合図をするとテーブルに来てくれます。そして串の本数を数え値段を伝えてくれます。まるで、日本の回転寿司でお皿の枚数を数えていた頃のような、どこか懐かしいスタイルです。

さらにこのバルでは、揚げたてのピンチョスやタパスができあがると、スタッフが店内を巡って声を掛けてくれます。「揚げたてのカマンベールはいかがですか?」などの一言に、つい手が伸びてしまいます。

バルセロナ バル ピンチョス

ここでもオススメの一つはボンバ(Bomba)。ピリ辛の具をマッシュポテトで包んで揚げた、まさに「爆弾」のような一品。このアツアツ、ピリ辛のボンバは、パプリカソースとの相性が絶妙!冷めてもおいしいボンバですが、揚げたては特に「爆弾」の名にふさわしいインパクト。バルセロナのバルで必ず出会える定番ピンチョスともいえるボンバ。異なるバルでボンバの食べ比べをするのも楽しみのひとつ。

ピンチョス TOKYOバルセロナ ピンチョス
2025.09

La Tasqueta de Blaiでは、2025年9月に新メニューとして「TOKYO」というピンチョスも登場!ゴマと亜麻仁の香ばしいパンとからりと揚げたエビフライが美味しいピンチョスです。

ブライ通りの9番地にあるブライ9のピンチョス

  • Blai 9
  • バルセロナのブライ通り Carrer de Blai

Blai9は、その名のとおり、バルの住所をそのまま店名にしたもの。バルセロナのバルとピンチョス通り、ブライ通りらしいわかりやすいネーミング。このお店もブライ通りの人気店です。

バルセロナ ピンチョス

ブライ通りでは、どこのバルでもテラス席が大人気。しかしテラス席がいっぱいになるとカウンターチェアやテーブル席でお喋りしながら食事を楽しむ人も。ここBlai 9も例外ではありません。

バルセロナ ピンチョス

パンデミック前のBlai 9は、大皿に盛られたピンチョスがカウンターに美しく並べられていましたが、その後はすべてガラスケースの中に。そして、注文するとお店のスタッフがピンチョスをお皿にのせ、温めてからテーブルまで運んでくれました。現在は以前のスタイルに戻っています。

バルセロナ バル ピンチョス

ここでもボンバを注文。お店により味も異なるので食べ比べにぴったりのピンチョスです。なお、写真の右側の黒いピンチョスはイカ墨のコロッケ。味わいも印象的でした。

バルセロナ、ブライ通りのLa Tosca de Blai

ブライ通り12に店舗を構えるLa Tosca de Blai。カウンターには、ピンチョスの串と価格が写真付きで貼られていて、一目でわかる親切な工夫が。このお店は、自分で好きなピンチョスを選んでお皿に取るスタイルです。取り終わると、お店のスタッフが声をかけてくれて、温めるかどうかを尋ねてくれます。店内は広くテーブル席があります。

PINCHO. Jのピンチョス

Pincho.Jの店内はコンパクトで、カウンター席とテーブル席が狭い空間にぎゅっと詰まっています。もちろんテラス席もありますが、狭い店内がローカルなバル感を醸し出しています。

このバルでは、紙とペンを受け取り、選んだピンチョスの番号を書いてお店のスタッフに渡します。ここでもピンチョスを温めてテーブルまで運んでくれました。

バルセロナのバルでピンチョスと出会いとおしゃべりを

バルセロナ バル ピンチョス

ブライ通りのバルは、テラスや店内のテーブル、カウンター席がいっぱいになると、立ち飲み客で店内が溢れます。そんな中、ふと隣り合った初対面の人と自然とおしゃべりが始まるのもバルならでは。スモールトークから話題が広がり、食事だけでなく楽しい時間を過ごせるのも魅力。

たとえカタルーニャ語やスペイン語が話せなくても大丈夫。ヨーロッパでは英語が通じることが多く、地元の人からバルセロナの穴場やおすすめスポットを教えてもらえることも。ここブライ通りでも、とても楽しい時間を過ごせました。

ちなみに、ブライ通りを初めて訪れた頃は、飾りのない串のピンチョスが1ユーロ。赤い飾りのあるものは1.8ユーロというお値段でした。ところが、パンデミック後の2023年以降は、それぞれ1.9ユーロと2.5ユーロに値上がり。それでも、ピンチョスの本場サン・セバスチャンのピンチョス価格と比べるとかなりお手頃。サン・セバスチャンではピンチョス一つが4ユーロ前後です。

そんなバルセロナのブライ通りでバル巡りを楽しみ、種類豊富なピンチョスを味わってください。旅の思い出がまたひとつ増えますように。

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<バルセロナ・ブライ通りの基本情報>
アクセス:メトロのポブレ・セク駅(Poble Sec)のParlament方面出口(Sortida Parlament)から出て横断歩道を渡りブライ通り(Carrer de Blai)入り口まで徒歩約2分。