更新日2025-12-26   公開日2024-09-11

バルセロナの「キスの壁」は、カペリャンス通りにあるアート作品。バルセロナ包囲戦(1714年)の300周年プロジェクトの一環として制作されました。「自由の瞬間」をテーマに、市民から集めた写真をコラージュした作品です。


バルセロナのカペリャンス通りにある「キスの壁」

バルセロナには、ここ数年ほぼ毎年訪れています。そのため、主なバルセロナの名所はすでに観光済み。そこで今回はショッピングや散歩をメインに。靴屋で買い物をして店の奥の出口から出ると、そこには小さな広場が。そして、壁一面に描かれたキスをする唇に目を奪われました。日本で「キスの壁」とも呼ばれる「EL MÓN NEIX EN CADA BESADA」です。

この作品が作られたのは2014年。ちょうど1714年のバルセロナ包囲戦から300周年。その記念行事の一環プロジェクト作品だったと知り、さらに心を動かされました。そして作品に出会った日は9月11日の「カタルーニャの日(La Diada)」。大好きなバルセロナで何か運命的なものを感じました。


写真を並べたアート作品、バルセロナのキスの壁

バルセロナ キスの壁

壁一面に描かれたキスする唇はとてもインパクトがあります。近づいてみると、一つ一つのタイルが写真だと気付きさらに感動。この壁画は何千人もの人から届けれた「自由の瞬間」というテーマの写真から作られています。バルセロナ出身のコンセプチュアルアーティストで写真家、ジョアン・フォンクベルタの作品です。

«The sound of a kiss is not so loud as that of a cannon, but its echo lasts a great deal longer.»というオリバー・ウェンデル・ホームズの言葉が添えられています。


多くの観光客が集まるバルセロナのキスの壁

バルセロナ キスの壁

バルセロナのキスの壁の前には、たくさんの人が集まり写真を撮っていました。壁の前はベトナム料理のレストランで、このテラス席で食事をしながら作品を眺める人達も。

しばらくすると、中国人のおばさま団体が来て順番に壁の前に立ち記念写真。それとは対照的に、壁から離れてカメラやスマホを構えるヨーロッパの観光客。おばさま団体の記念撮影が終わるまで気長に待っています。「作品の前にいる私」と「作品そのもの」という具合に興味の対象が異なるようで、見ていて面白い。

今回は観光スポットとして計画的に訪れたのではなく、偶然にたどり着いたバルセロナのキスの壁。来年も新たな偶然の出会いを求めて、バルセロナに行きます。

Trip Tip Go Barcelona

<The World Comes To Life With Each Kiss>
Address/所在地:Plaça d’Isidre Nonell, 1, Ciutat Vella, 08002 Barcelona, スペイン