更新日2025-06-13   公開日2020-07-29

バルセロナの中心地にあるラ・ボケリア市場(Mercado La Boqueria)には、カタルーニャ広場からコロンブスの塔まで続くランブラス通り(La Rambla)のほぼ中央に位置しています。ここには生鮮食品、パン、お菓子、レストランやバルなど、200以上の店舗が集まっています。しかも、食べ歩きにぴったりの手ごろサイズの食べ物も充実。新鮮なフルーツ、香り高い地産の生ハム、チーズ、焼きたてのパンも。そして、日本では手に入らない珍しい食材など、見て回るだけでも楽しい市場です。


バルセロナのラ・ボケリア市場の歴史

バルセロナ ボケリア市場

地元の人々にバリエーション豊かな食材を提供しているラ・ボケリア(ボケリア市場)。その歴史は、実に1217年までさかのぼります。

当時、バルセロナの城壁の外で暮らす農民たちが、城門の前にあるボケリア広場(Pla de la Boqueria)に集まり、露店で肉を売り始めたという記録が残されています。

やがてこの市場は、ランブラス通りに面したサン・ジュゼップ修道院前での開催へと移行。その時の出店者を調整するための記録が1827年付で残っています。この記録によると、当時既に200ほどの店舗あり、そのうち100店舗が精肉、48店舗が魚を販売していました。

そして1836年にバルセロナ市は、前年の焼き討ちで焼失したサン・ジュゼップ修道院の跡地に、市民待望のマーケットホールの建設を決議。修道院の解体後、1840年にその名を引き継ぎ、「サン・ジュゼップ市場」としてオープンしました。それと同時に、かつて露店が集まっていた時の「ボケリア」の呼び名も残され、「サン・ジュゼップ、ラ・ボケリア」となりました。こうして、この市場は今もなお、バルセロナの食の宝庫として人々食卓を豊かに彩っています。


ラ・ボケリア市場の観光客に嬉しい食べ歩き品

バルセロナ ボケリア市場

ラ・ボケリア市場に足を踏み入れると、まず視界に飛び込んでくるのは、色とりどりのカットフルーツとフルーツジュース。スターバックスの「ベンティ」サイズほどのカップにたっぷり詰められています。そして日本よりもお手頃な価格で季節のフルーツが味わえます。

バルセロナ ボケリア市場

市場をさらに進むと、多種多様な専門店が食べ歩きにぴったりのパックを用意しています。イベリコ豚の生ハムや地産のサラミやチーズなど、目移りするほどたくさんの種類が。どれにしようかと迷います。

写真はシーフード専門店で見つけたフライの詰合せ。からりと揚げられたイカや魚に、レモンと色鮮やかな野菜が添えられ、彩りもきれいです。

バルセロナ ボケリア市場

ナッツやドライフルーツは嬉しい量り売り。食べたいものを好きなだけ選べます。ホテルでのちょっとしたおつまみにも、あるいは旅の途中で小腹がすいた時にも重宝します。


スペインならではの生ハムやシーフード

バルセロナ ボケリア市場

ラ・ボケリア市場には、新鮮な食材をその場で味わえるレストランやバルもあり、買い物だけでなく食事をする楽しみも。とりわけ目を引くのは、エビや貝などの魚介類が豪勢に盛り付けられたシーフードプレート。地産のワインと一緒にいただけば、更に味わい深い旅の思い出になること間違いなし。

バルセロナ ボケリア市場

シーフード専門店には、生きたロブスターやエビをはじめ、あらゆる種類の魚介類が並んでいます。

バルセロナ ボケリア市場

スペイン旅行で絶対に外せない味覚といえば、ハモン・セラーノ。ラ・ボケリア市場の生ハム専門店には、もちろんイベリコ豚のハモン・イベリコも揃っています。少量の食べ歩き用もあります。

バルセロナ ボケリア市場

イベリコ豚だけにとどまらず、さまざまな種類のハムやサラミが豊富に揃っています。日本では見られない豊富さです。

バルセロナ ボケリア市場

そして、チーズ。こちらも日本ではなかなか手に入らない様々な種類のチーズが並びます。ヨーロッパの市場ならではの光景です。

バルセロナ ボケリア市場

バルセロナにはキッチン付きの宿泊施設も多いので、時間にゆとりのある旅行なら、ラ・ボケリア市場で新鮮な食材を調達し、自分で調理するのもあり。その土地の暮らしを垣間見る、贅沢な旅のスパイスにもなるはずです。

我が家も旅先では、時々アパートメントタイプの宿に滞在します。そして、現地のマーケットの空気と味を、まるごとキッチンに持ち帰り、日本では味わえないその国ならではの食材を楽しみます。


バルセロナのラ・ボケリア市場はスイーツも充実

バルセロナ ボケリア市場

ラ・ボケリア市場の甘い誘惑のひとつに、1775年創業のカタルーニャ老舗ヌガー専門店「トュロン・ヴィセンス(Torrons Vicens)」の支店があります。バルセロナ市内や周辺都市に多くの支店をもつ老舗で、スペインの伝統菓子トュロンの専門店です。

トュロンには、ガリッと硬いものや、ねっとりとした粘りのあるもの、さらにドイツのマジパンを思わせるしっとりした食感のものまで、バリエーションが豊富。かなり甘めですが、その分日持ちもするので甘い物好きへのお土産にも最適。

ice cream

ラ・ボケリア市場には、アイスクリームも。果物そのもののおいしさを丸ごと味わえるフルーツアイスや、リッチなチョコレート系、または濃厚なミルク系アイスなど、目移りするほど多彩なラインアップが揃っています。ダブルやトリプルで頼めば、ちょっとした軽食代わりになるほどのボリュームです。

sweets

そして、お菓子好きにはたまらない、チョコレートやゼリー菓子も種類が豊富。こちらも好きなものを好きなだけ選んで袋詰めにできる、嬉しいはかり売り。売り場の前に立つだけで、あまーい香りにふわっと包まれます。

食材が集まるバルセロナのラ・ボケリア市場

バルセロナのラ・ボケリア市場には、ここでご紹介した店舗に加えて、オリーブやスパイス、蜂蜜、乾物、パン、アジアの食材、そして新鮮な野菜や果物など、実に200以上の専門店が軒を連ねています。

旅の途中で立ち寄れば、地元ならではの味覚や食文化に触れることができます。お店の人との会話を通じて、珍しい食材や商品の背景を知ることができるのも市場の魅力のひとつ。食を通じて文化と出会える場所、ラ・ボケリア市場。バルセロナ旅行の思い出に、味と香りを添えてくれる場所として、ぜひ一度訪れてみてください。

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<ラ・ボケリアの基本情報>
所在地:Rambla, 91
08001 Barcelona
アクセス:メトロL3、Liceu下車徒歩1分
マーケット開催日時:祝日以外の月曜日から土曜日8:00am – 8:30pm
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(この記事はトラベルサイト用に執筆したものを自身のブログに移して更新したものです。)