ミラノにそびえる「垂直の森」。そこは緑あふれるバルコニーが印象的なツインタワーマンション、ボスコ・ヴェルティカーレ(Bosco Verticale)。ガリバルディ(Garibaldi)駅周辺の3地区にまたがる、ポルタ・ヌオーヴァ地区の再開発地に建てられました。設計はイタリアの建築家ステファノ・ボエリ(Stefano Boeri)。2014年に完成し、都市に息づくエコ建築として注目を集めています。その上、一部の住宅はキッチン付きのアパートメントホテルとなっており、ミラノでモダンなエコライフを体験することもできます。
ミラノの垂直の森、ボスコ・ヴェルティカーレ

ミラノの垂直の森・ボスコ・ヴェルティカーレは、住宅としても興味ぶかい存在ですが、その足元に広がる芝生と小さな苗木が織りなす未来の景観にも心が躍ります。やがて育つ周辺の緑が垂直の森とつながり、都会の中にある森のような空間になるのが楽しみです。

遠くから眺めると、この垂直の森は巨大な木が立ち並んでいるようにも見えます。しかも、高層階でも緑に包まれたこの建物は、住む人にやすらぎをもたらすだけでなく、CO2削減にも効果のある、都会のオアシスのようです。

一見すると、隣接する建物とは調和せず、異質な存在ともいえる「垂直の森」。しかし、その周辺の広々とした空間には、ガラスなどで構成されたモダンな建築物が点在します。

広場には、柳の植え込みでやわらかく囲まれた子どもたちの遊び場も。その円を描く緑の中には、木陰に寄り添うようにベンチが置かれ、保護者が遊んでいる子供たちを安心して見守れるように設計されています。
ミラノの垂直の森からガエ・アウレンティ広場へ

遊び場の前から、垂直の森・ボスコ・ヴェルティカーレを背にしてガエ・アウレンティ広場へと続く歩道。その周囲は、緑の絨毯のような芝生でおおわれた空間が広がります。まだ若い木々が大きく育った頃、ミラノに来てまたこの場所を歩くのが今から楽しみです。

木の外装に包まれた温もりある建物と、その背後にそびえる垂直の森・ボスコ・ヴェルティカーレ。さらに視線を上げれば、青空を映し出す高層ビルが、きれいに並べられた現代彫刻のように輝いています。その先に広がるのが、カフェレストラン、おしゃれな店舗が集まるガエ・アウレンティ広場(piazza Gae Aulenti)。この広場は、イタリアを代表する建築家であり、デザイナーでもあるガエ・アウレンティの名に因んで名付けられました。周辺では、更なる開発が続いています。
ミラノ観光と聞いてまず思い浮かぶのは、大聖堂ドゥオーモや、優美なガッレリア、そして格式あるスカラ座などの歴史的な建築物だと思います。その一方で、ミラノのモダンな一面にも目を向けてみてください。ここはファッションとデザインが息づく街でもあります。ミラノの垂直の森もそんな場所のひとつです。
所在地:Via De Castillia 11
アクセス:メトロL2、L5、Garibaldi FS駅下車、徒歩3分、 又はメトロL5、Isora駅下車、徒歩約2分
<ガエ・アウレンティ広場(piazza Gae Aulenti)基本情報>
所在地:Piazza Gae Aulenti、20124 Milan
アクセス:メトロL2、L5、Garibaldi FS駅下車、徒歩1分
